中古車のマイナスイメージとは

少し前まで中古車は「汚い」「整備・点検が甘い」「保証があまりない」というマイナスイメージが多く聞かれていました。では最近はどうなのでしょう。

よく聞くのは「汚い」ということ。しかし実際はそうではありません。ほとんどすべての中古車ディーラーは徹底して車内クリーニングを施しています。わかる場所はもちろんのこと、目立たない場所やシートの境目など見過ごしそうな場所まで本当に隅々クリーニングしてくれています。

次に「整備・点検が甘い」こと。これも本当ではありません。とある中古自動車を扱う店舗では、実に2000項目以上の点検・整備を実施しています。項目の数に違いはあっても、どの店舗もしっかりと整備を行っています。

最後に「保証があまりない」ということも聞きますが、この保証は店舗によりさまざまです。ちょっとした保証の場合もあれば、『最高で10年の保証』などの手厚いものまであります。最近の中古車は保証が付いていないということはなく、むしろないと売れないそうです。

中古車は整備記録がものを言う

わかりきったことだとは思いますが、中古車は以前誰かが乗っていたものがほとんどです。カーディーラーなどの展示試乗車出身の車はレアものと見てもいいでしょう。

今から購入しようとしている中古車の前オーナーが誰か、というのはわかりやすいものですが、どんな状態で運転されていたか、というのは非常にわかりにくいものです。それは走行距離や前オーナーの性格、職業では図ることができません。そこで活躍するのが整備記録です。

オーナーが数人いるような渡り歩いている車は少し難しいですが、前オーナーがきちんと整備・点検を行っていたり、オーナーが一人だけだったりした場合は整備記録を確認して車の状況をある程度ですが把握することができます。

整備記録がもしない場合、その中古車は車を購入した店舗で行ってくれることが多い6か月点検や1年点検も受けていない可能性があります。そうなると車自体のコンディションの把握は難しくなるので、販売店舗のスタッフと一緒に確認することになります。

中古車購入の譲れないポイントとは

車を購入する時には、購入する方それぞれでいろいろな『譲れないポイント』があることでしょう。どうしても欲しい設備や必要に応じてあったほうがいいアクセサリーなどは人それぞれなので、「これだけはあって欲しい」ものを中古車購入する際に店舗スタッフに必ず伝えたほうがいいでしょう。

また譲れないポイントとは別にチェックするポイントも重要です。年式や販売価格、修復歴などチェックポイントは人によってさまざまです。見方や意味がわからない時には店舗スタッフに聞いてみたほうがいいでしょう。

中古車を購入する際に譲れないポイントも大切ですが、購入した後はどのように使用するのかという使用目的も大切です。レジャー専用なのか、通勤の往復や買い物が多いから荷物が載るかなども視野に入れておくと、これだけは、というポイントも絞り込めてくるでしょう。

日々の使用目的に見合う中古車を購入したほうが確実にお得です。自分の使用目的に見合う車の譲れないポイントを探していきましょう。

中古車選びには良い店舗選びを

中古車を選ぶために一番必要なことは、安心できて信頼できる店舗を選ぶことだと思います。車種を豊富に扱っていても実は事故車ばかりだったとか、店舗の雰囲気やスタッフの接客態度が悪かったとなると、そんな店舗で車を購入する気は起きないのではないでしょうか。

中古車は1台ごとに状態というものが違います。車名もグレードも年式もまったく同じ車でも、走行距離や内装・外装が違っています。つまり、それぞれ以前のオーナーによって状態が変わっているものです。その違いをプロではない購入者が判断するのは難しいでしょう。良い店舗選びは良い中古車選びのカギとなるのです。

店舗スタッフにリクエストしたら親身になって探してくれるか、ポイントを押さえて説明してくれるか、車初心者の相談に乗ってくれるか、車の取り扱いがきちんとしているか、修復歴など開示しているかなど、チェックポイントはいろいろですが、これらをクリアしている店舗は購入者が考えている車をきっと探し出してくれることと思います。

予算を考えると中古車がお得です

車を購入する時には予算を考えることと思います。持っているお金はもちろん無限ではありませんから、車を購入するための資金をどのくらいまで出すことができるか考えなくてはいけません。

予算のことを考えると、同じ予算でも新車を購入するより中古車を購入したほうが、車体価格+車の備品やアクセサリー付きで購入できるのでお得ではあります。しかし通常運転する方の立場で考えると、以前乗っていたオーナーのくせが残っている場合もあるので「それはちょっと…」と思う方もいるでしょう。また、現行のタイプじゃないと嫌だ、という方や新車が絶対に欲しいと考えている方は、もちろん新車を購入するのがいいでしょう。

中古車に限らず、自動車には各種税金、諸費用、手数料がかかります。その費用や手数料などを車体価格にプラスして予算を考えなければいけません。しかし中古車は、元々の車体価格が新車と比べて低くなっているので、結果として新車よりも安く、同グレードの車体を購入することが可能になるのです。

こだわりがある方は中古車が良い

車を購入する時に、いろいろな条件を持っているとは思いますが、何かしらの『こだわり』を持っている方は中古車から探すほうがいいと言われています。実は中古自動車のほうが新車よりも選択肢が多く、また選択できる幅も広いからです。

新車ではモデルチェンジした最新型の自動車を見ることはできますが、マイナーチェンジ前やモデルチェンジ前の車両を見ることはできません。また自分好みのセッティングで購入することが可能ですが、作り付けだったりして通常はカスタムには向かないことが多いです。

中古車だと絶版車でも中古として売られている場合がありますし、マイナーチェンジ前やモデルチェンジ前の車両も見ることができます。つまりデザインやエンジンなどマニアックなこだわりにも対応できるということです。

さらに以前乗っていた方によってカスタムされている場合も時々あり、キワモノと言われる作り込んだカスタムカーや今となっては珍しいデザインの自動車にも中古車だと出会える可能性が高いのです。

最近中古車は見直されています

現在、日本のみならず世界中で中古車が見直されています。世界中でエコロジーに関心が高く、リサイクルなどの3Rや地球環境保全の考え方からもエコノミーな中古車の需要が増えていると言っていいでしょう。

特徴のひとつとして、ユーザーのライフスタイルの変化に対応できるということが挙げられます。ライフスタイルの変化に応じて乗り替え・買い替えがしやすいという特長があります。燃費の悪い従来の、エコカーではない自動車を買い替えるために新車を買うつもりで予算を組んでいても、中古のエコカーに買い替えることができれば新車より安く自動車が手に入るのでエコノミー、つまり経済的でエコロジー、地球環境やリサイクルにも配慮できます。

日本において中古車は世界一安全に購入できると言われているそうです。理由としてはその自動車の過去の事故歴、修復歴、キズ度合いの情報明示など情報の透明性と、高い技術の自動車整備、そして点検・検査もしっかりしているので安心して購入できるからだそうです。

中古車の定義とは何でしょう

中古車とは、自動車製造メーカーで生産されナンバー登録されたあと、ユーザーに購入されたりレンタルされたりしていたものが、一度ユーザーの手から離れて再び売りに出される、あるいは再購入されている自動車のことを指します。

また、自動車販売店などで試乗車名目のディスプレイカーなど、ナンバー登録をされていてもほとんど使用していない自動車、いわゆる『新古車』と言われる自動車も中古車に分類されます。

また、『車』のカテゴリーに自転車も含まれますが、自転車はこの名称で呼ばれることはありません。この名称は『自動車』を指す場合がほとんどです。つまり結果的に、自動車メーカーで生産されてナンバー登録された自動車すべてが、再販されると中古車になると言えます。

ちなみに『高年式』と『低年式』という単語を聞くことがありますが、この言葉にも定義があって、高年式は比較的製造年から年月が経っていない自動車のこと、逆に低年式は製造年から年月が経っている自動車のことを意味します。